第1291回2024年7月19日配信
いまさいよくば
とかく、狭い視野で目先の楽な暮らしを求めてしまう私たち。その心得違いを教祖は戒めてくださる。
いまさいよくば
私たち人間には、人生の先々までを見通すほどの力はありません。ゆえに、目先の楽な暮らしを求めて、自分勝手な行動や考えに陥ってしまいがちです。
そのような私たちの心得違いを、天理教教祖・中山みき様「おやさま」は、
めへ/\にいまさいよくばよき事と
をもふ心ハみなちがうでな (三 33)
と戒めてくださいます。
銘々が勝手に目先のことばかりを考える、今さえ良ければいいんだという刹那的な心づかい。それは全て間違っているとの仰せです。これは言い換えれば、自分のことばかり考えて周りが見えていない、また今のことばかり考えて将来を見据えていないということです。
さらに教祖は、
てがけからいかなをふみちとふりても
すゑのほそみちみゑてないから (三 34)
にんけんハあざないものであるからに
すゑのみちすじさらにわからん (三 35)
と、私たちの「あざない」あさはかな道の通り方が、いかに危ういものであるかをお示しくだされています。
私たち一人ひとりの存在は、神様がご守護くださるこの広い世界の中の一点であり、今とは、悠久の時の流れの中の、これまた一点に過ぎません。周囲の人々に気を配り、また先々のことに思いを馳せたり、過去を振り返ることによって、物の見方や受け止め方が変わり、身の処し方も自ずと変化してきます。今さえ良くばといった狭い視野、刹那的な考え方ではなく、神様の大いなるご守護を基準とした広い視野で、また長い目で物事を見るように心がけたいものです。
いまのみちいかなみちでもなけくなよ
さきのほんみちたのしゆでいよ (三 36)
今がどれほど困難な道中であっても嘆いてはならない。天の理に沿っていさえすれば、必ずや確かな本道に出られるのだから、それを楽しみに通るようにと、教祖は励ましてくださいます。
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