教会本部では毎日、朝づとめの後に教祖の御前で、てをどりを二下りずつ参拝者全員で勤めています。これを「てをどりまなび」といいます。それぞれの教会でも、これにならって朝夕のおつとめの後に、まなびを勤めています。
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「まなび」は学び。古来は「真似び」で、真似ること。師匠や先輩の技を真似ることから、学習、学問といった意味に使われてきました。
お手振りも、まずは真似、慣れることです。お歌、手振りに込められた理合いを味わいつつ勤めるのが理想ですが、まずは教会のおつとめに参拝し、先輩と共に「まなび」を勤めて、見よう見まねでもお手を振ってみることです。
教祖は「これは、理の歌や。理に合わせて踊るのやで。たゞ踊るのではない、理を振るのや」「つとめに、手がぐにや/\するのは、心がぐにや/\して居るからや。一つ手の振り方間違ても、宜敷ない。このつとめで命の切換するのや。大切なつとめやで」(『稿本天理教教祖伝』)と、おつとめの理の重さを教え示されました。
おつとめに用いられる鳴物は九つ。男鳴物は、笛、ちゃんぽん、拍子木、太鼓、すりがね、小鼓。女鳴物は、琴、三味線、胡弓です。いずれも、教会の月次祭に欠かせない鳴物ですので、普段から練習して、勇んで奉仕させていただきたいものです。
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練習は、お手振りと同じように、最初はできる人について教えてもらうとよいでしょう。音の出し方や要領が分かったら、それぞれの鳴物の『練習譜』が道友社から発行されているので、独習することも可能です。
また、男鳴物、女鳴物などの参考ビデオもあります。