第1256回2023年11月17日配信
くにさづちのみこと
金銭は「つなぎ」のご守護であると教えられる。お金の事情が起きた時、どのように思案するべきか。
くにさづちのみこと
神様は、人間が陽気ぐらしをするのを見て共に楽しみたいと、この世界と人間をお造りくだされた、私たち人類の親であります。そして今も昼夜を分かたず、この世界の隅々から私たち一人ひとりの身体に至るまで、一切のご守護をくだされています。
教えでは、この神様のご守護を十に分け、それぞれに神名をつけて説き分けられていますが、そのうちの「くにさづちのみこと」については、「人間身の内の女一の道具、皮つなぎ、世界では万つなぎの守護の理」と教えられています。
私たちは、神様のご守護を頂く筋道について、この説き分けから思案し、日々の暮らしの中に生かすことが大切です。今回は、つなぎのご守護の一つであるお金、金銭の事情について考えてみたいと思います。
お金は、物と物を交換する仲立ちの役割をします。それは同時に、人と物を結びつけることであり、結果的に人と人をつなぐ働きもしています。ですから、金銭にまつわる事情が起きた場合、このご守護の理に照らして、何か人間関係で「つながり」を欠いてしまっていることはないか、自身の通り方を反省しなければなりません。
例えば、ある家庭で息子さんが借金をしてしまった。ところが、隠れてするものだから親は知らない。別のケースでは、旦那さんが借金を抱えていることを、奥さんが知らないという場合もあるでしょう。やがて家族中が知る頃には、どうにもならない段階にまで膨らんでしまっている。
もし、普段から家族お互い心をつなぐことを意識し、打ち解けて話すということがありさえすれば、ここまでの事態には陥らずに済んだかも知れません。このような困った金銭事情の背後には、多くの場合、心のつながりを欠いてしまっている姿、人間関係の希薄さが潜んでいるのです。
物事は、何によらず単独で成り立つものではありません。まず身近な関係である夫婦、親子の営みの中で、心をつなぎ、言葉でつなぐことを意識できれば、それが地域や仲間同士のたすけ合いにつながり、ひいては陽気ぐらしへとつながっていくのではないでしょうか。
HOME

