第1239回2023年7月21日配信
自分を偽っているようでつらい
人と関わるのが苦手という女性。職場で無理に明るく振る舞ううちに、新人の教育係を任され困惑しているという。
自分を偽っているようでつらい
人と関わるのが苦手な性格なところを、無理をして職場で明るく振る舞ってきたという女性Aさん。上司からは世話好きな性格と勘違いされ、新人の教育係など、面倒ごとばかりを任されるようになったとか。自分を偽っているようで辛いといいます。
新人のお世話などは、少し先輩になった誰かが担う役割なのでしょうが、それがよりによって向いてないAさんのところへ。しかし、これを上司の勘違いと一概に言い切れるでしょうか。上司からすれば、Aさんのことをよく見て判断した結果ですから、無理をして明るく振る舞っている、その努力が評価されたとも言えるでしょう。
Aさんにとっては、自分の苦手なことを任されて、納得できない面もあるかも知れませんが、それを自らが成長するための有意義な機会と捉えるべきではないでしょうか。自分の本当の性格というのは、案外自分では気づかないものです。与えられた仕事をこなすうちに、自分の思いも寄らない一面を発見したり、内面の変化に気づくこともあるかも知れません。
天理教教祖・中山みき様「おやさま」は、この教えを開かれ、世界たすけの先頭に立たれながらも、
「わしは、子供の時から、陰気な者やったで、人寄りの中へは一寸も出る気にならなんだ」(教祖伝 96頁)
と、お若い頃の内気な性分を振り返っておられます。これほど有り難いお手本が他にあるでしょうか。
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