第1390回2026年6月12日配信
談じ合い
親神様は人間創造において、談じ合いを経て、様々な道具をお引き寄せになった。そこに私たちの歩みのヒントが。
談じ合い
親神様は、この世界と人間を創めるにあたり、泥海の中を見澄まされ、その中から雛型と様々な道具を引き寄せられ、それぞれに承知をさせて貰い受けられました。
教祖直筆による『おふでさき』に、
みすませばなかにどぢよもうをみいも
ほかなるものもみへてあるなり (六 83)
そのものをみなひきよせてたんぢやい
にんけんしゆごはぢめかけたら (六 84)
とある通り、決して一方的に引っ張ってきたのではなく、しっかりと談じ合って、承知をさせた上で人間創造の守護を始められたという所が肝心な点です。どこまでも、受ける側の主体性を親神様は尊重されているのです。
この場面から、現代に生きる私たちの思案のしどころがあるのです。それぞれ異なる性格、異なる考え方を持つ者同士が相対する毎日、それは夫婦、親子であっても同様です。そのような中をお互いに話し合い、諭し合い、心の向きを一つに揃えて歩んでいくことが大切なのです。
話し合いが充分でないばかりに、いざこざが起こってしまうことはよくあります。家族同士でも、相談し合う機会が少ないと、徐々に歯車がかみ合わなくなります。
反対に、談じ合いがしっかりなされていれば、内々は自然と治まり、いかなる節をも乗り越えられる、まさに一手一つの力が得られるのではないでしょうか。
お言葉に、
「談じ合い、だん/\談じ合えば、理は分かる」(M33・9・14)
「今一時の話は談じ合い/\、談示から理を組み立てゝ諭す」(M32・2・2)
「互い/\談じ合いは溶け合いとも言う」(M31・3・19)
とあります。
談じ合いは、どれほど時間がかかろうとも、根気よく続けなければなりません。また、談じ合っているつもりでも、いつしか感情的になって自分の考えを押しつけてしまうこともあるので、その点も気をつけなければならないでしょう。
お互いに素直な気持ちを伝え合う中にも、相手の意見を尊重し、心を一つにして溶け合ってこそ、陽気ぐらしへの確かな方向性が見えてくるのです。
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