第1255回2023年11月11日配信
無条件の喜び
夫婦、親子の関係を結びながら生活する私たち。これらは、自分中心の心遣いを克服するためのご守護である。
無条件の喜び
このよのぢいとてんとをかたどりて
ふうふをこしらへきたるでな
これハこのよのはじめだし
元なる神様、親神様は、この世の大地と天を象って夫婦をこしらえて今日に至った。これはこの世界の創め出しの真実であると教えられます。
女性はあらゆるものを受け入れ、育てる母胎となる「大地」の役割、男性は広々とした心で万物をおおう「天」の役割を果たすべき者として組み合わされます。そうして夫婦となった双方がこの役割を果たすことによって、子どもは健やかに育っていきます。
しかし、私たち人間の心は常に変わりやすく、昨日の心は必ずしも今日の心ではありません。かつて二人を結び付けた強い絆も、徐々にもろくなっていくこともあるでしょう。
そこで親神様は、「ふたりのこゝろををさめいよ なにかのことをもあらわれる」と示され、夫婦の心をしっかり一つに治めていくところに、何かにつけてよい姿が表れてくると教えてくださるのです。
思うに親神様は、人間を夫婦として守護することにより、人を愛する喜び、たすけ合う喜びを味わわせてくださる。また、親子として守護することにより、親には無条件に子どもを愛する喜びを、そして子どもには、無条件に親を信じることの喜びを味わわせてくださるのです。
これら夫婦、親子の関係は、自分さえ良ければというわが身思案を克服する要素を含んでいます。それまで、いかに気ままで自分勝手な生活をしていても、夫婦となり親となれば、子どもの世話をするために夜も眠らず、我が身の生活を切り詰めてでも子どもに物を買い与えます。そして、子どもの成長を何より願い、その姿を見て共に喜びます。その純粋な心は、まさしく私たち人類の親である親神様のお心に通じるのです。
お言葉に、
にんけんもこ共かわいであろをがな
それをふもをてしやんしてくれ (「おふでさき」十四34)
にち/\にをやのしやんとゆうものわ
たすけるもよふばかりをもてる (十四35)
とあるように、親となり、子どもに心を掛けて歩むうちに、親神様のお心の一端を我が事として感じられるようになるのです。
そうして親神様の親心に思いを馳せる時、ややもすると狭い我が家だけにとどまりがちな愛情の範囲は次第に広がり、いちれつきょうだいへとつながる道筋が見えてくるのです。
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