第1091回2020年9月12日・13日放送
日々常に誠一つという
神様は折々に「日々」や「常」というお言葉で、私たちの日頃のつとめ方をお諭しくだされている。
日々常に誠一つという
ウサギとカメの競争の話は、誰でも知っているでしょうが、要するに一時的な飛躍よりは、たとえ遅くとも一歩一歩の確実な歩みが人生においては大切であることを教えてくれています。
人は苦しいことでも、一時的な働きであれば比較的し易いものです。しかし、たとえ小さなことでも、常に変わらず続けることは容易ではありません。
神様のお言葉に、
「さあ/\続いてあってこそ、道と言う。続かん事は道とは言わん」(明治39・5・21)とあります。
さらには、「変わらんが誠」(明治24・4・27)とのお言葉もあります。
小さなことでも毎日続けること、そして変わらぬ心こそが誠真実であるとの教えです。
神様は折々に「日々(にちにち)」や「常」というお言葉で、私たちの日頃のつとめ方をお諭しくだされています。
「日々という常という、日々常に誠一つという。誠の心と言えば、一寸には弱いように皆思うなれど、誠より堅き長きものは無い」。(おかきさげ)
神様に変わらぬご守護をいただくには、日々、誠真実を尽くすことより他にありません。
一時にどっと流れた川の水は濁っています。しかし、こんこんとして尽きない細い谷川の流れは、いつも清く澄んでいます。
まいた種も急には生えてきません。一時的に急激に行ったことには、どこかに無理が生じてきます。どこから眺めても曇りのない通り方とは、日々ひたすらに誠一つの理を積み重ねていく以外にないのです。