(天理教の時間)
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第1406回2026年10月2日配信

9年目のランドセル

yamasaki
山﨑 石根

文:山﨑 石根

第1290回

早く陽気に

「たすけるもよふばかりをもてる」親の思いにどう応えるべきか。「みかぐらうた」の中から思案をしていく。

早く陽気に

 

天理教教祖・中山みき様「おやさま」直筆による「おふでさき」に、

 

  にち/\にをやのしやんとゆうものわ
  たすけるもよふばかりをもてる (十四 35)

 

とあります。このように、実の親である親神様は、常に私たち一人ひとりをたすけることだけを考えて、日夜お見守りくだされているのです。

では、私たちはこの切ないほどの親心にどうお応えすればいいのでしょうか。朝に夕に唱える「みかぐらうた」を紐解いても、教祖は決して私たちに難しいことを求めておられないことは良く分かります。

しばしば出てくる「何々してこい」という表現に注目してみます。まず一下り目で、「こゝまでついてこい」と、ただひたすらに信じてついて来るように、また三下り目で、「ひとすぢごゝろになりてこい」と、疑いの心を持たず、一筋にもたれてついて来るようにと仰せられています。

さらに、四下り目において、「いつもたすけがせくからに はやくやうきになりてこい」と、常に私たち人間をたすけたいと急き込んでいる親心を述べられ、早く陽気な心になるようにと促されています。

これらのお言葉から、親神様が私たちに陽気ぐらしを望んでおられるということは明らかですが、なかなかそう簡単には実行に移せない現実もあります。「早く陽気になりて来い」と言われても、病気になったり、家族の関係がこじれたり、仕事がうまくいかないなどの現実に直面し、そのような思い通りにならない状況の中では、とても陽気な心になどなれないというのも、仕方のないことかも知れません。

そのような人々を、教祖はどうやって導かれたのか。教祖は、教えを詳しく説かれる前に、まずはそうした人々の心に寄り添い、困窮している人には食べ物や着る物、金銭などを与え、さらには病気や事情をたすけて、一人ひとりの悩みや苦しみを取り除かれました。

しかし、たすけてもらった喜びを感じ、一時的に陽気な心になった人々も、また違う問題に直面しては再び悩むということを繰り返していきます。

そこで次の段階として、どれほど悩みや苦しみから救われても、自分自身の心を入れ替えなければ本当のたすかりではないことを教えられました。

そして、人々が自ら心のほこりを払い、陽気な心へ入れ替えていく道として、「おつとめ」を教えてくださったのです。

 

  なにもかもよふきとゆうハみなつとめ
  めづらし事をみなをしゑるで (七 94)

 

おつとめこそ、真の陽気ぐらしへとつながる一番の手立てであり、あらゆるご守護の源であることを示されています。

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