第1270回2024年2月23日配信
元の神
親神様は、ご自身の存在を「元の神」という表現で示されている。その数々のお言葉をひもとく。
元の神
私たち人間をたすけたいと、この世界の表に現われた親神天理王命様。その自身の存在を示されるに際して、どのような表現を使われているのでしょうか。「おふでさき」に、次のようなお言葉があります。
このよふのにんけんはじめもとの神
たれもしりたるものハあるまい(三 15)
我は、この世界と人間を創造した「元の神」である。こう仰せられます。この、自ら言われた「元の神」という言葉に即して、親神様とはいかなる存在であるのかを考えてみたいと思います。
さて、「元の神」という表現は、次のお言葉にも見ることができます。
「元の神、元のをやの理に、人間生れる処、人間生れ代々続く」(「おさしづ」M22・9・23)
元の神、元のをやであるからこそ、何よりもまず人間の誕生について、不思議な働きを見せる。その守護によってつつがなく人間は生まれ、さらに代々切れ目なく続く喜びを見ることができるのである。そのような意味だと受け取れます。
さらに、次のようなお言葉もあります。
「身の内救けるというは、元人間拵えた神」(M36)
病むところをたすけると言えるのは、何もないところから人間を創造した神だからこそ言えるのである。
言うまでもないことですが、何もないところから、人間をはじめ万物を創造するというのは、私たち人間の理解をはるかに超えた力の発動です。従って、「このよふのにんけんはじめもとの神 たれもしりたるものハあるまい」と仰せられるのも、至極当然であると得心できるのです。
さて、先のお歌の後、「おふでさき」はこのように続きます。
どろうみのなかよりしゆごふをしへかけ
それがたん/\さかんなるぞや (三 16)
このたびハたすけ一ぢよをしゑるも
これもない事はしめかけるで (三 17)
いまゝでにない事はじめかけるのわ
もとこしらゑた神であるから (三 18)
泥海の中から、つまり何も存在の原型すらないところから、神の働きによって人間世界が創造され、賑やかに栄えてきた。しかし、神の期待する陽気ぐらしとは遠くかけ離れた状況であるがゆえに、このたび神が直接この世界に現れたのである。そして世界中の人間をたすけるために、未だかつてないことを教えて、不思議な守護を見せるであろう。それも、何もないところからすべてのものを創造した元の神だからこそ、実現できるのである。
まさに、親神様の断固とした救済への意志がにじみ出ているお言葉ではないでしょうか。
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