(天理教の時間)
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第1406回2026年10月2日配信

9年目のランドセル

yamasaki
山﨑 石根

文:山﨑 石根

第1367回

初詣はするものの…

初詣は大勢の人で賑わうが、年の瀬にお礼に参る人は少ない。要するに皆、願いっ放しなのだ。

だけど有難い「初詣はするものの…」

 

年の初めに、大勢の人が初詣に行きます。そして「家内安全」「家運長久」「商売繁盛」などをお願いします。なぜ、そうしたことをお願いするかというと、自分の力では実現できないからです。その際、大半の人はタダでお願いはしないものです。お賽銭を上げます。「良い年=一一一四円」、あるいは「福来い=二九五一円」などと縁起の良い数を金額にしてお願いするのです。それくらいのお供えでたくさんお願いするのは、ちょっと厚かましいのではとも思いますが、それはさておき、一生懸命にお願いをします。

しかし、どうでしょう。年末になって「おかげで家内安全で過ごせました」とお礼に来る人で神社が溢れ返るといった話を聞いたことはありません。毎年ひっそりと年の瀬を迎えます。そして新しい年を迎えると、いきなり大勢の人が初詣に訪れて、また「家内安全」「家運長久」「商売繁盛」を願うのです。要するに、願いっ放しなのです。お願いが叶っても、お礼はしない。

私たちは、親神様のご守護のおかげで生きているということを知っています。一年間、家族が元気に過ごさせていただけたこと一つをとっても、どれほど有難いことかと思わずにいられません。そうしたことを忘れることなく、お礼をさせていただかなければならないと思います。

今年一年、家族のうえに、自分自身のうえにお見せいただいたこと、頂戴したご守護をしっかりと噛み締める。そして、ご恩を感じたなら、ご恩報じの道を歩ませていただく。実はそうすることが、いま頂戴している幸せを深く味わい、さらに次の幸せの種を蒔くことになるのです。

世界では大きなテロ事件がたびたび起こり、ずいぶん警戒しているという話を聞きます。自爆テロをする人たちは、自爆すれば死んで天国へ行けると教えられているのです。イスラム教だけではありません。キリスト教も仏教も皆、死後の安寧、死んで天国や極楽へ行く道を説いています。

教祖は、「こゝはこのよのごくらくや」と教えてくださいました。人間は、この世で陽気ぐらしを味わわせていただくのであり、死んでから行く天国はないのです。出直してもまた、この世に生まれ替わってくるのです。そのことが分かれば、自爆テロをするような人は出てこないはずです。

私たちは、陽気ぐらし世界実現の御用にお使いいただくようぼくです。一日も早く、一人でも多くの人に、この道を伝え、そして、生きて極楽を味わえる世界に立て替わるよう、共に働かせていただきたいと思います。

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