台風19号 5県で初動救援 災救隊

■10月17日~10月24日

7教区隊が被災地へ 行政の要請に応えて


 大型で強い勢力を保った台風19号は10月12日、日本列島に上陸。東北、関東、中部地方など広い範囲で記録的な大雨となり、河川の氾濫や堤防の決壊が相次いで発生し、甚大な被害に見舞われた。
 こうしたなか、災害救援ひのきしん隊(=災救隊・田中勇文本部長)長野教区隊(松原貞徳隊長)は、長野市社会福祉協議会の要請に応えて、17日から同市内の被災民家で初動の救援活動を展開。その後、20日からは近隣の愛知・岐阜の両教区隊が応援に駆けつけ、同県須坂市で土砂の撤去作業などに力を尽くした。
 さらに、各地の自治体や社協の要請を受け、福島、新潟、宮城、埼玉の4教区隊が被災地へ出動したほか、複数の教区隊で出動準備を進めている。


千曲川が氾濫した長野で 長野・愛知・岐阜の3教区隊


 長野県では、千曲川の決壊や支流河川の氾濫により広範囲で浸水被害が発生。甚大な被害に見舞われた。
 長野市社会福祉協議会の要請に応えて、10月17日から長野教区隊が出動。同市松代町城東地区で被災した民家の側溝に流入した土砂の撤去作業や災害ごみの運搬などに従事した。
 さらに、20日から愛知教区隊(田邊幹善隊長)と岐阜教区隊(中島悟隊長)が応援に駆けつけ、同市社協の要請を受けて同市に隣接する須坂市内の住宅街へ。土砂にまみれた家財道具の搬出や民家に流入した土砂の撤去作業に尽力した。
 なお、長野教区隊と教友有志は16日から18日まで、浸水被害に遭った管内の教会、信者宅で復旧作業に従事した。


断水地域に“命の水”を 福島教区隊


 福島県では、23河川の49カ所で堤防が決壊。なかでもいわき市では、浄水場が冠水し、市内の約3万6000戸で断水が発生した。
 福島教区隊(生江一行隊長)は10月15日、同市社会福祉協議会から給水支援の要請を受け、災救隊本部へ給水車の借用を申し入れた。給水車2台が災救隊本部から現地へ緊急輸送され、福島教区隊は19日から断水が続く同市内へ出動。隊員たちは給水車を巡回させ、同市の指示に従って福祉施設や幼稚園など約20カ所の給水拠点に“命の水”を届けた。


各地でも出動相次ぐ 新潟・宮城・埼玉の3教区隊


 新潟県でも記録的な大雨により、阿賀野川や信濃川が氾濫した。
 新潟教区隊(吉澤清人隊長)は10月16日、同県社会福祉協議会の要請を受けて同町津川地区へ出動。3日間で延べ36人が、初動の救援活動に当たった。
 現場では、ボランティアセンターのニーズに応え、土砂にまみれた被災民家で、家屋に流入した土砂の撤去作業などを行った。

 このほか、宮城教区隊(太田徳義隊長)が21日から宮城県内で、埼玉教区隊(坂口祥彦隊長)が23日から埼玉県川越市の福祉施設で復旧作業に従事している。
 また、栃木教区隊(矢野雅春隊長)、岩手教区隊(佐藤一三隊長)が各地の行政からの要請に応えて、出動準備を進めている。

 なお、10月20日には田中本部長が栃木県の栃木市、鹿沼市、佐野市を視察。被害状況の把握に努めつつ、今後の救援活動の進め方を検討している。

(2019年10月23日記)



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