災救隊 「令和2年7月豪雨」 熊本での活動に区切り

■7月17日~7月28日

本部隊の全4次隊 12日間で延べ947人


 既報の通り、天理教災害対策委員会(仲野芳行委員長)は7月17日、災害救援ひのきしん隊(=災救隊、田中勇文本部長)本部隊を、「令和2年7月豪雨」で甚大な被害に見舞われた熊本県の1市2村へ派遣。第1次から第4次にわたって土砂撤去などの救援活動を展開し、7月28日をもって出動態勢に区切りをつけた。この間の出動12日間で、本部隊・7教区隊から成る全4次隊で延べ947人が実動した。

 17日から19日にかけて出動した第1次隊(本部隊・熊本・長崎・宮崎の各教区隊)に続き、第2次隊(20日~22日、本部隊・熊本・鹿児島・佐賀・大分の各教区隊)、第3次隊(23日~25日、本部隊・熊本・福岡の各教区隊)、第4次隊(26日~28日、同)が、いまだ梅雨が明けぬ不安定な天候のなか、土砂の撤去作業などに従事した。

 第2次隊は、第1次隊の活動を引き継ぐ形で、球磨村の渡小学校と人吉市中心部の球磨川分教会(田山國孝会長)の2カ所で救援活動を展開した。
 氾濫した球磨川沿いに位置し、校舎1階の天井まで浸水した同校。隊員たちは教室内に散乱した机や本棚を整理するとともに、流入した土砂を撤去。手作業で校舎外へ搬出した後、重機とダンプをフル稼働して仮設の集積場へと運んだ。
 さらに第2次隊からは、同校に隣接する特別養護老人ホーム「千寿園」周辺の土砂の撤去作業も並行して進めた。隊員たちはまず、同園周辺に散乱した品々を回収して丁寧に仕分けをした。22日には重機を使用し、同園周辺の土砂を一気に取り除いた。

 第3次隊は23日から、球磨村と人吉市中心部の各現場へ。第2次隊の作業を引き継いで、千寿園では駐車場に積まれた土砂を重機と手作業で仮設の集積場へと運び込んだ。また渡小学校では、土砂の撤去を終えた教室や廊下の壁や床を、高圧洗浄機と水切りを使って丁寧に洗った。
 千寿園では屋外の汚泥撤去に続いて、園内の物品を搬出。搬出した物品は、重機とダンプを使って同園の駐車場へ運び、最後は手作業で整頓した。
 続く第4次隊は、同園の物品搬出や汚泥撤去、洗浄作業などを、また同校体育館倉庫の整理などにも汗を流した。

 なお、全4次隊の出動12日間で搬出した土砂は890㌧、瓦礫は655㌧、洗浄した面積は1万76平方㍍に上った。


教区隊 各地へ出動


 九州・中部・中国・四国地方の各県でも、自治体や社会福祉協議会(=社協)の要請に応えて、災救隊の各教区隊が出動した。

 岐阜教区隊は、高山市社協および災害支援活動を目的とするNPO法人「Vネット」から要請を受け、7月15日から20日にかけて同市朝日町へ出動。6日間で延べ133人が出動し、浸水被害に遭った民家などで土砂や災害ごみの撤去に従事した。

 大分教区隊は7月15、16の両日、九重町と日田市天瀬町の各ボランティアセンターから要請を受けて出動。延べ60人の隊員が民家の泥出しを行った。重機が入れない現場では、手作業で家屋内の土砂を搬出した。

 山口教区隊は、長年交流のある災害復興支援団体「山口災害救援」を通じて周防大島町社協から要請を受け、7月18日に15人が出動。同町伊保田地区などへ出動した隊員たちは、民家に流入した土砂の撤去や清掃を行った。

 福岡教区隊は7月18日、久留米市の城島分教会へ出動。隊員15人が建物内の神具や家具、畳の搬出、床板はがしを行った。
 愛媛教区隊は7月28日から、松山市の宮和分教会へ出動。30日にかけて教会の敷地内に流入した土砂の撤去や土嚢づくりに当たった。



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