台風15号の被災地へ 災救隊

■2019年10月18日


家屋被害の甚大な千葉県内で
本部隊・10教区隊が復旧作業


 9月9日、非常に強い勢力を保ったまま関東地方に上陸した台風15号の影響で、千葉県南部を中心に強風による住宅の屋根の破損などが相次いだほか、長期間にわたる停電や断水の被害に見舞われた。
 災害救援ひのきしん隊(=災救隊・田中勇文本部長)千葉教区隊(鳥飼道則隊長)は、11日から3次にわたり館山市の被災地域へ出動。被害の全容が把握できない状況の中で、家屋の屋根のブルーシート張りなど、初動の救援活動に従事した。
 こうしたなか、鴨川市からの要請を受けた災救隊本部は、10月3日から16日にかけて本部隊をはじめ、千葉・東京・埼玉・群馬・栃木・新潟・静岡・長野・福島・山梨・神奈川・茨城の12教区隊を4次にわたり、鴨川、館山の両市へ派遣することを決定。
 4日から順次作業を進める中、12日、本州に上陸した台風19号の影響で、急遽、第3次隊の出動を取りやめざるを得なくなるなか、12日間で10教区隊延べ658人がブルーシート張りや倒木の撤去作業に当たった。

 なお、田中本部長は台風19号による甚大な被害に見舞われた長野市、福島市、福島県いわき市を10月14日から16日にかけて視察。被害状況の把握に努めた。

(2019年10月16日記)