天理高野球部 センバツ出場(3月23日)

■2011年3月23日

今大会最多21回目の出場
感謝の心で一手一つに
天理高野球部


第83回「選抜高校野球大会」は3月23日、「がんばろう! 日本」をスローガンに掲げ、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕した。

大会臨時運営委員会の協議の結果、さまざまな特別措置を取ることで予定通り実施されることとなった今大会。震災被害者と救援活動に携わる人々を応援する大会、と位置づけられた。

晴天となった開会の日。甲子園には、関係者や多くの高校野球ファンが詰めかけた。球場には震災の救援募金受付窓口が5カ所設けられ、人々が列をなした。

午前9時、開会式に先立ち、震災の被災者へ黙祷が捧げられ、球場一帯は静寂に包まれた。

この後、外野グラウンドに整列した出場32校の選手たちが、入場行進に代えて1校ずつマウンド方向へ。

スタンドから大きな拍手が送られるなか、今大会最多の21回目の出場となった天理高は、校旗を持つ伊達星吾主将(3年)を先頭に堂々と行進した。

4年連続出場の天理高。チームカラーの“全員野球”で勝利を目指す。

なお、天理高の初戦は大会2日目の3月24日。大館鳳鳴高校(秋田)と対戦する。

(3月23日記)