土砂崩れの岡山北部へ 災救隊岡山教区隊

■2019年9月21日

 秋雨前線に湿った空気が流れ込んだ影響で9月3日、岡山県新見市でも局地的な豪雨が発生。1時間に100ミリを超える記録的な雨量が観測され、民家など188棟が土砂崩れや浸水の被害に見舞われた。
 こうしたなか、災害救援ひのきしん隊(=災救隊)岡山教区隊(松井亮平隊長)が9月8日から12日にかけて出動し、被災者の心に寄り添いながら復旧作業に従事した。
 新見市災害ボランティアセンターから依頼された作業内容をもとに、市内の現場へ出動した隊員らは、土砂に埋もれて重機の使用が困難な現場など、一般ボランティアでは請け負えない作業を担当。現場の民家では、床下に流入した土砂を手作業で取り除いたほか、被災住民の要望を聞きつつ、家財道具を一つひとつ丁寧に搬出した。また、重機を導入して土砂を運び出すなど、臨機応変に対応した。


台風被害の千葉にも 千葉教区隊ほか


 千葉県では、9月9日に上陸した台風15号の影響で、約2800軒の住宅が一部損壊などの被害に見舞われた。また、広い範囲で停電と断水が長期間続いている。
 こうしたなか、千葉教区隊(鳥飼道則隊長)は、9月11日から15日にかけて、管内10カ所の被災教会へ出動。13、14の両日には、田中勇文本部長が現地の各所を視察した。
 この間、東京教区隊(田中豊一隊長)と神奈川教区隊(佐々木宏久隊長)が応援に駆けつけ、千葉教区隊の隊員と共に復旧作業に当たった。