災救隊本部隊 広島へ 平成30年7月豪雨

■2018年8月10日

  西日本を中心に、6月28日から7月8日にかけて広範囲に甚大な被害をもたらした「平成30年7月豪雨」。既報の通り、天理教災害対策委員会(仲野芳行委員長)は、災害救援ひのきしん隊(=災救隊、田中勇文本部長)本部隊を、愛媛・岡山の両県へ派遣し、復旧支援活動を展開した。
 これに先立ち、災害発生の直後から広島教区隊(横山逸郎隊長)の各支部隊が初動の救援活動を続けていた広島県内へ、本部隊が出動。豪雨以来1カ月が経った8月8日、第1次隊として、本部隊はじめ広島・福岡・佐賀・三重の各教区隊が、広島市南区似島、坂町などで活動を開始した。
 広島県内では、今回の豪雨により河川の氾濫や土砂崩れが多発。県内の主要道路が通行止めになったことから、これまで広島教区隊の各支部隊が、被災家屋から家財道具や畳の搬出、土砂の撤去を行ったほか、高圧洗浄機を使っての家屋洗浄、床下の消毒液散布などに従事してきた。
 本部隊は、こうした活動を引き継ぐ形で出動。8日夕方、宿営地となる広島教務支庁(広島市)と、本部直属尾道分教会(岡本宗介会長・尾道市)の2カ所で第1次隊の結隊式が行われた(写真)。
 第1次隊は8月11日にかけて実動し、引き続き第4次隊まで順次出動する予定だ。

(2018年8月9日記)