文化使節団としてドイツへ
“テンリ”が友好の懸け橋に
天理河原町アンサンブル
河原町大教会(京都市)では、このほど、雅楽と管楽から成る「天理河原町アンサンブル」を組織。6月5日から11日間の日程で、ドイツのケルン、マールブルク、ハイデルベルクの3都市で演奏会を開催した。 天理教とドイツの関わりの端緒は、約半世紀前。中山正善・二代真柱様が「国際宗教学宗教史会議」に出席された際、マールブルク大学の教授らと親交を結ばれたことにある。以後「天理教展覧会」の開催、天理大学と同大学の人材交流などを通して、関係を深めてきた。 こうした歴史のうえに、同大教会では近年、ケルン市を拠点に多彩な文化交流を推し進めている。今回の公演も、その一環として実施したもの。 主たる会場はケルン市。京都市とは姉妹都市の関係にあり、今年提携50周年を迎えた両市では現在、さまざまな記念事業が行われている。天理河原町アンサンブルの一行は、その一端を担う京都市の文化使節団として派遣された。 ケルン市での式典では両市の“友好のシンボル”として登壇。さらに「東西を結ぶ音楽の懸け橋」をテーマとした演奏会(ケルン日本文化会館)や、日独の書家・画家による書画展(天理日独文化工房)といった記念事業を催した。 また、8日にはマールブルク市のマールブルク城で公演を実施。10、11の両日には、ハイデルベルク市のハイデルベルク大学でワークショップと公演を行った。◇



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