「集会」発足70周年(8月27日)

■2011年9月1日

昭和16年の「天理教教規」改定により発足した「集会」は、今年70周年を迎えた。

これを記念して8月27日、真柱様を迎えて、第38母屋で記念式典が執り行われ、集会員はもとより、教庁常詰や歴代集会員など約120人が出席した。

式典の中で、真柱様は参集した一同に対し、ひながたの道に照らして自らの行い、心づかいを反省する大切さを強調されるとともに、「教祖にお受け取りいただける神一条の談じ合いを、より一層真剣に重ねていただきたい」と求められた。


【コラム・集会の特色】

集会は昭和16年制定の「天理教教規」により発足した協議機関。終戦後、23年の教規改定に伴い、「教議会」へと名称を変更した。

再び「集会」へ改称されたのは34年。その第1回集会の席上、中山正善・二代真柱様は集会員に対し、次のようなお言葉を述べられている。

「集会はあくまでも談じ合いの理を生かす会合で、国々所々の教会の代表意見を持ち寄って、それから教会の行動を協議することが集会の意味である」

「ややもすると、満場一致ではなく、多数決で事を運ぶ風潮が世の中にはとられている。しかし(中略)談じ合いに談じ合いの上、皆の心が一つにまとまった時に、そこに決定する方法が集会の特色と考えてほしい」

現在、集会では教規の変更、教庁の予算・決算、教会教費などが審議・議決されている。47人の集会員は各教区からの推薦と表統領の上申を経て、真柱様から任命された者と定められている。