災救隊 日本海側豪雪地域へ出動相次ぐ(2月2日ほか)
過疎・高齢化の集落で 兵庫教区隊
昨年末から断続的に強い寒気が流れ込んだ影響により、日本海側を中心とする全国38地点で記録的な大雪に見舞われた。
各地で家屋の倒壊や破損、雪下ろし中の転落事故などが相次ぐなか、災害救援ひのきしん隊(=災救隊・田中勇一本部長)は迅速に対応し、各教区隊が続々と豪雪被災地へ出動した。
なかでも兵庫教区隊(長谷博一隊長)は2月2、3の両日、行政の要請を受け、被害の大きかった兵庫県新温泉町へ駆けつけ、延べ65人が家屋などの除雪作業に力を尽くした。
新潟・北海道でも
災救隊新潟教区隊(長澤勉隊長)は1月28、29の両日、魚沼支部管内の教会6カ所で雪下ろしを実施。
さらに2月4日から2月6日にかけては、隊員有志が長岡市のボランティアセンターに登録し、住民の要望に応えながら除雪に当たった。
一方、埼玉教区隊(銭場佐登志隊長)の有志らも、1月23、24の両日、十日町市内の教会や教友宅などで除雪のひのきしんを実施。
その後、1月30、31の両日にも“第2次隊”として現地入りし、4日間で延べ80人が実動した。
北海道教区では1月29、30の両日、空知支部隊(坂本忠則隊長)と南空知支部隊(寺澤信彦隊長)が「冬季平時訓練」として、独居老人宅の雪下ろしなどを引き受けた。
空知支部隊は、美唄市と月形町の社会福祉協議会の要請を受けて実施。2日間で延べ123人の隊員が20軒で作業した。
南空知支部隊は、三笠市内で延べ57人が作業に励んだ。