火山降灰被災地へ災救隊出動(2月8日)

■2011年2月21日

“灰降る街”へ駆けつけ実動
災救隊宮崎教区隊


宮崎・鹿児島の両県にまたがる霧島連山・新燃岳(標高1421メートル)が、1月中旬から活発な火山活動を続けている。

なかでも、大規模な噴火があった1月26、27の両日には、推計7千万トンもの火山灰(軽石などを含む)が噴出。風下の街は一面、灰色に覆われた。

こうしたなか、災害救援ひのきしん隊(=災救隊・田中勇一本部長)宮崎教区隊(小野川道男隊長)は、2月8日から10日にかけて、被害の大きい宮崎県都城市へ出動した。

駆けつけた隊員は、3日間で延べ146人(女子隊員29人を含む)。

期間中、隊員たちは市の災害救援ボランティアセンターの職員と連携を取りつつ、一日も早い被災地の復旧を願って、公共施設や高齢者宅に積もった火山灰の除去作業に従事した。


火山灰に覆われた被災地。灰が舞い上がるなか、隊員たちは防護マスクを着けて除灰作業に励んだ(2月8日、都城市内で)

雨が降りしきるなか、道路に積もった灰を除去する隊員たち(2月8日、都城市内で)


隊長や班長らは、連日のミーティングで各現場の情報を共有した(2月8日、赤峰分教会で)

保育園の職員とともに、灰を土嚢袋に詰めて通りへ運び出す(2月9日、都城市の万ケ塚保育園で)

保育園の職員とともに、灰を土嚢袋に詰めて通りへ運び出す(2月9日、都城市の万ケ塚保育園で)