平城遷都1300年祭に協力 奈良教区(5月5日記)

■2010年5月24日

過去の実績評価高く 環境美化の中核担う

奈良県内で開催中の「平城遷都1300年祭」(主催=(社)平城遷都1300年記念事業協会)。既報の通り、同協会から要請を受けた奈良教区(村田喜代治教区長)は、メーンの「平城宮跡会場」がオープンした4月24日から連日、1日約20人態勢で会場内の環境美化に努めている。大型連休中には、全国各地から約30万人が訪れるなか、教友たちの勇んだ姿が会場のそこかしこで見られた。一方、天理大学雅楽部は3日、天理教校学園高校和太鼓部は4日、関連の記念イベントにそれぞれ出演。古都・奈良の”節目の祭り”に華を添えた。

博覧会とひのきしん活動
本教では、過去に数々の博覧会会場でひのきしん活動を展開してきた。 その先駆けとなったのが昭和56年の「神戸ポートアイランド博覧会」(ポートピア’81)。主催協会の要請を受けた本教は、教会本部内に実行委員会を組織。兵庫教区と協力して会場整備などに当たった。 180日間の会期中、延べ3千842人の教友が実動。国民の7人に1人が訪れた一大イベントを陰で支えた。
以降、各地では”地方博”が相次いで開催された。
63年の「瀬戸大橋架橋記念博覧会」では、香川教区青年会と女子青年ら延べ2千940人が、165日間にわたって会場内のトイレ清掃などを担当。同年の「青函トンネル開通記念博覧会」では、北海道・函館支部の教友らが会場美化に努めた。
国際博覧会としては、平成2年、大阪教区の教友約1万人が「国際花と緑の博覧会」(花の万博)で183日間にわたるトイレ清掃や体の不自由な人の案内などに従事した。
近年では「淡路花博ジャパンフローラ2000」でのひのきしん活動に兵庫教区などの教友延べ1万536人が参加。「しずおか国際園芸博覧会 パシフィックフローラ2004」(浜名湖花博)や平成17年の「愛知万博」では静岡、愛知の両教区の教友が、それぞれ実動した。
これ以外にも、各教区では博覧会をはじめ、地域のイベントなどでひのきしんに取り組んでいる。 奈良教区の取り組みとしては昭和63年の「ならシルクロード博覧会」の際、同教区青年会が「ハートクリーンキャンペーン」の一環として清掃活動を実施している。
ひのきしん以外の動きとしては、親里管内学校の吹奏楽部や雅楽部などが、各博覧会の事業協会などから依頼を受け、各種イベントやステージに出演している。