天理教教誨師・篤志面接委員 「おやさと研修会」開催

■2024年3月7日

発信者:社会福祉課

写真①

布教部社会福祉課(村田幸喜課長)所管の天理教教誨師連盟(河合義雄委員長)は2月25日、おやさとやかた南右第2棟で天理教教誨師・篤志面接委員「おやさと研修会」を開催。連盟委員をはじめとする59人が参加した。

写真②

はじめに村田課長があいさつした後、有限会社今西鉄工所の今西千尋さんが演台に立った。今西さんは、自らの性的マイノリティ(性的少数者)としての経験を踏まえ、LGBTQ(※下記参照)の人々が抱える問題を、「自分らしく生きること そして家族の絆」と題して講演した。

講演後は質疑応答の時間が設けられ、参加者は性的マイノリティという理由で偏見や差別を受け、当たり前の権利を得ることが難しい人たちがいることや、性的マイノリティの人たちが抱えている問題を具体的に聞き、誰もが生きやすい社会づくりを進めることの大切さを再確認した。

質疑応答の最後に、「誰もが自分らしく生きていくために、社会の仕組みを変えていくことが大切だとは思いますが、一方で最小の単位である家族の在り方を見直す時期にきているのでは」と語りかけ、現代社会の「家族」の在り方にも言及。参加者一同、この研修会で深い学びを得た。

なお、この研修会は毎年2月25日に開催を予定している。

 

【LGBTQ】

Lesbian(レズビアン、女性同性愛者)、Gay(ゲイ、男性同性愛者)、Bisexual(バイセクシュアル、両性愛者)、Transgender(トランスジェンダー、性自認が出生時に割り当てられた性別とは異なる人)、QueerやQuestioning(クイアやクエスチョニング)の頭文字をとった言葉で、性的マイノリティ(性的少数者)を表す総称のひとつとしても使われることがある。

また「LGBTQ」に「+(プラス)」を付けて「LGBTQ+」や複数形の「s」を付けて「LGBTs」といわれることも。これは性的マイノリティといっても、多様な人がいるため、容易に一括りにすることができないことを意味している。