天理教教誨師・篤志面接委員 「新任研修会」
布教部社会福祉課(橋本武長課長)所管の天理教教誨師連盟(前田教夫委員長)は9月25日、「教誨師・篤志面接委員新任研修会」を社会福祉課で開催。新任の教誨師4人を含む18人が参加した。
この研修会は教誨師の任免を受けて5年未満の教誨師を対象に開催しているもの。開会にあたり、前田教夫連盟委員長のあいさつの後、教誨師連盟元委員長の井上廣氏(清嵐分教会前会長)が長年、教誨師・篤志面接委員としてつとめてきた経験から「天理教教誨師のつとめ」と題し、教誨師としての心構えや信仰者としての態度など、体験談や実例を交えながら講義を行った。
講義終了後には、新任教誨師からの質疑に対して教誨師連盟委員が体験談を交えながら回答する時間が設けられた。また、天理教誨師連盟公式ラインでさまざまな活動が紹介されていることや、今後も教誨活動に対しての疑問や悩みなどがあれば公式ラインを活用して個別に対応する体制が整っていることも紹介された。
【教誨について】
教誨とは、全国の刑務所、拘置所、少年院等の矯正施設において、死刑確定者、受刑者、非行少年等の被収容者からの願い出に対し、各教宗派の教義に基づき、徳性を涵養し、人間性の回復を図る働きかけを行うこと。この活動を民間ボランティアとして無償で行っている宗教家が教誨師です。
現在、天理教教誨師は156名。「教団を代表して矯正施設に赴くという自覚と責任を持つ」上から、各教区長の推薦を受けて表統領(天理教代表役員)が任命しています。