「世界宗教者平和の祈りの集い」に出席

■2013年10月16日

“平和へのビジョン”世界へ

陽気ぐらしの教えアピール

【イタリア・ローマ】世界の主だった教団の宗教者たちが一堂に会し、平和への祈りを捧げる「世界宗教者平和の祈りの集い」(聖エジディオ共同体、ローマ司教区共催)が、「『希望』の勇気」を統一テーマに、9月29日から10月1日にかけてイタリア・ローマで開催された。 世界各地から多くの宗教者や政府要人が出席するなか、本教からは、白木原嘉彦・本部准員(天理やまと文化会議議長)、長谷川善久・ヨーロッパ出張所長、山口英雄・大ローマ布教所長ら7人が出席した。 この「集い」は1986年、当時のローマ教皇ヨハネ・パウロ2世の提唱により、カトリックの聖地であるイタリア・アッシジに、世界の宗教者が集まったことを契機とする。翌1987年からは、カトリックの在家信者団体「聖エジディオ共同体」(ローマ)の主催のもと、ヨーロッパの各都市を巡回して毎年開かれてきた。本教は、第1回の「世界平和祈りの集い」に招聘されて以来、ほぼ毎年、正式招待を受けている。 「集い」ではさまざまなテーマのもと、計32の分科会が持たれ、本教は9月30日午前の「希望と平和――日本の諸宗教」と題した分科会に、天台宗、立正佼成会の代表者らと共に出席。白木原氏はスピーチの中で、お道の教えに基づく“平和へのビジョン”について述べた。 「集い」2日目午後には、各宗教関係者に交じって、白木原氏ら5人がフランシスコ・現ローマ教皇に謁見した。 最終日の夕方には「平和の祈り」の時間が設けられ、本教のブースでは、座りづとめと六下り目までのてをどりまなびが、拍子木、ちゃんぽん、笛を入れて勤められたほか、来場者にパンフレットが配られた。 この後、各教団の代表者らは閉会式が行われるカンピドリオ広場までの道を行進。式では、白木原氏らが各宗教の代表者と壇上へ。“平和のろうそく”に火をともし、世界の宗教者と共に祈りを捧げた。

(天理時報2013年10月13日号より)

[閉会式では、平和の実現を願って、世界の宗教者と共に祈りを捧げた(10月1日、カンピドリオ広場で)]

[分科会「希望と平和――日本の諸宗教」に出席した白木原氏は、お道の教えに基づくたすけ合いの生き方をアピールした(9月30日、聖エジディオ共同体「ピースホール」で)]