災救隊 福島拠点に2000人分炊き出し(4月27日記)

この記事は2011年5月に掲載されたものです。
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「東日本大震災」から1カ月余り。被災地では、復旧・復興に向けた活動が懸命に繰り広げられている。なかでも福島では、福島第一原子力発電所の事故の影響により、自治体によっては全住民が県内外へ避難を余儀なくされるなど、不安な日々が続いている。

災害救援ひのきしん隊(=災救隊・田中勇一本部長)は4月11日、福島県猪苗代町の「東部地区ふれあいセンター」に宿営地を設置。12日に現地入りした本部青年隊が、翌13日から23日にかけて福島教区隊(荒井忠弘隊長)と協力し、福島・宮城の両県内の避難所などで炊き出しを実施した。

避難所生活を送る被災者のもとへ駆けつけ、温かい食事を振る舞う隊員たちの模様を、天理時報5月1日号掲載のリポートから抜粋する。


4月13日午前8時、隊員たちは川桁宿営地を出発、隣接する二本松市へ。この日赴いた避難所は、市の東和文化センター。ここでは、県東部に位置する浪江町の住民約150人が避難生活を送っている。

取材の前々日、震度6の大きな余震があった福島県内。この日も、施設の窓を揺らすほどの余震がたびたび起こった。

そんななか、東和文化センターに到着した隊員たちは、早速、トラックから物品を搬出。食材を大鍋へ移し、調理に取りかかった。

11時半、隊員たちは出来上がった豚汁を大鍋から容器に移し、文化センターと隣接する体育館の二手に分かれて配食。約60人が身を寄せる体育館では、大勢の人が列を成した。

50歳の男性は「体育館の床は冷たく、住民たちは疲労感が取れずに元気をなくしている。温かい豚汁の一杯が、心を落ち着つかせてくれる」と、にっこり笑った。

「お代わりいかがですか」と大きな声で呼びかける隊員たち。配食を終えると、避難所内の住民に向かって「ありがとうございました」と深々と頭を下げた。

2日目は、南相馬市の住民が避難する伊達市の梁川体育館で、約200人分の豚汁を提供した。

なお、本部青年隊は4月23日までに13カ所の避難所で炊き出しを実施。豚汁など約2000食を振る舞った。24日からは、滋賀、奈良などの各教区隊が活動を引き継いでいる。

(4月27日記、天理時報5月1日号から一部抜粋)


[隊員たちは、避難住民の一人ひとりに声をかけながら食事を配った(4月14日、伊達市の梁川体育館で)]


[約200人分の豚汁を大鍋で作る(4月14日、伊達市の梁川体育館で)]


□動画はこちら□




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