ひのきしんスクール開設30周年記念行事(9月25日)

■2010年10月1日

“ようぼくの専門講座”意義新た
開設30年の節目に「地域開催」一層推進へ


「ひのきしんスクール」(白木原嘉彦運営委員長)の開設30周年記念行事は9月25日、真柱様ご臨席のもと、第3食堂で執り行われた。急速に進む高齢化、続発する青少年犯罪など、現代社会の諸問題へのおたすけに役立つ専門知識や技術の習得を目的に、昭和55年に「基本コース」がスタート。以来、その時々の諸問題に即した「専門コース」を増設するなど、数々の変遷を経ながら、これまで地域のひのきしんやおたすけ活動を担う多くの人材が輩出してきた。第1部の記念式典に出席した関係者、修了者ら734人は、ひのきしんの意義を再確認するとともに、今後の取り組みのさらなる進展を誓った。


同スクール開設に至る背景には、高度経済成長さなかの当時の日本で、社会福祉への関心が高まりつつあったことが挙げられる。

変化する社会状況に応じたおたすけに関わる布教者の養成を目指して、昭和55年3月に同スクールが産声を上げた。同年9月には、「老人介護課程」「精神障害者アフターケア課程」の両専門コースが相次いで開講した。

その後も専門コースを増設し、その時々の社会が抱える“難渋”に対応しながら発展。これまでの受講者数は約8万人に上る。

開設30周年の節目を迎えた今年4月には、従来の受講システムを一新し、旧専門コースの各課程をベースとして、ひのきしんやおたすけに役立つ“ようぼく対象の専門講座”へとリニューアルされた。

第1部の記念式典では、真柱様がお言葉に立たれ、ひのきしんの真意を徹底することの重要性などについて諄々と諭された。

第2部では、評論家の金美齢氏が「親から子供へ孫たちへ――時代が変わっても変わらない大切なもの」と題して記念講演。続いて、「家族の治まりはおたすけから」をテーマとするパネルディスカッションが行われた。