日台の学術交流に新たな一歩 台湾大と宗教シンポ初開催 天理大(11・21、22)

■2009年12月10日

 天理大学(橋本武人学長)は11月21、22の両日、国立台湾大学(台北市)と共同で初の公開シンポジウム「台湾と日本における宗教の比較研究」を現地で開催した。これは、両校間の学術交流を通じて、日台における宗教研究のさらなる発展を目指して開かれたもの。近年、高学歴化に拍車がかかる台湾社会で、その頂点に立つのが台湾大。シンポジウムの開催に当たっては、台湾伝道庁(三濱善朗庁長・台北市)が「台湾伝道の一つのステップに」と両校の橋渡し役を果たした。両日は、橋本学長をはじめ天理大宗教学科の教授ら7人が、台湾の最高学府で”天理宗教学”の研究成果を紹介。宗教をテーマとする学術交流を通して、台湾の道に新たな一歩が刻まれた。