おやのことば 12月21日

早いもので、今年もあと数日を残すのみとなりました。テレビの報道番組や新聞のニュース欄には、この一年を振り返るトピックスや来年の出来事を予想する記事があふれています。

昨日の夕食時、わが家の食卓で話題に上ったのも「この一年を漢字一字で表す」ということでした。

年末特有の空気の中で、自分なりに過ぎゆく年を振り返り、新たな年への道しるべを求めながら「おさしづ」を拝読していて出合ったのが、今回のお言葉です。

「心程強いものは無い。心程弱いものは無い\」

どんなに遠い道のりであっても、最初の一歩を踏み出す決意と歩み続ける意志があれば、いつかは目的地にたどり着くことができます。何かを実現する意志があれば、たとえそれが夢のような理想であったとしても、そこに実現の可能性が生まれてきます。心は自分と世界を変えていく力の源なのです。

その半面、人の心は移ろいやすい。初めに定めた心を最後まで貫くことは、決して容易ではありません。この一年の自分を振り返ってみても、思い出されるのは反省点ばかりです。

ちなみに、私の”今年の漢字”は「甘」でした。来年の目標は「努」です。

毎年、同じような目標を立てながら、年末には反省を繰り返していますが、新たな年は目標に近づけるような一年にしたいものです。(岡)

ページの先頭へ