日照時間がどんどん短くなり、1年のうちで最も夜明けの遅い時期になってきました。
少しずつ明るくなっていく東の空を眺めながら、体を思いっきり伸ばして深呼吸すると、早朝の冷たい空気が体じゅうに染みわたるのを感じます。吸い込んだ空気を思いっきり吐き出すと、白い息がまるで機関車の煙のように見えました。
毎日の生活の中で、いつも呼吸をしているのですが、普段は呼気を目にすることはありません。白い煙のような息を両手に受けとめながら、いつもは忘れてしまいがちな親神様のご守護に、あらためて感謝する気持ちが湧いてきます。
「しっかり定めば、しっかり見える」
教祖を通して伝えられた親神様の教えをしっかり心に治め、いつも変わらず、そこにある親神様のご守護に気づき、生かされていることへの感謝と喜びの心が芽生えるとき、目に映る世界に変わりはなくても、心に映る世界は変わってきます。今日も昨日と同じように、こうして生きているということは、決して当たり前のことではないのです。
もう東の空が、かなり明るくなってきました。どうやら今日は晴天のようです。
心配ごとや悩みの種は尽きませんが、今日もこの世界は親神様のご守護に満たされていることを忘れずに、かけがえのない一日を大切に過ごしたいものです。(岡)
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