おやのことば 11月21日

娘の友人から子犬を分けてもらうことになり、犬小屋作りに精を出しています。組み立て式の簡単な犬小屋ですが、やり始めると楽しい作業です。

しばらくは集中していたのですが、ふと手を止めて周囲を見渡すと、いま、ここで作業をしていることが不思議に思えてきました。

遠く離れた土地に生まれて、いろいろな場所に移り住み、さまざまな人と出会って、現在の自分がここに暮らしている。

振り返ってみると、どんな小さな経験も無駄ではなかったし、ほんのちょっとした出会いも、現在の自分にとっては大きな意味があったと思えます。きっとこれからも、また新しい出会いが待っていることでしょう。

「いんねんというは、何度でも持ち越す。悪い事にも理があれば、善き事にも理がある」

完成した犬小屋を一緒に持ち上げてくれる長男にも、いつか素敵なパートナーが見つかるのでしょうか。かわいい孫の顔を見るのも楽しみです。

でも、新たな出会いは、必ずしも自分に都合の良いことばかりではないでしょう。喜べることも喜べないことも、そのまま自分に与えられた人生として素直に受け入れ、前向きに歩んでいきたいものです。

とりあえず、数日後には新たな”家族の一員”との出会いが待っています。子供のころから犬は苦手なのですが、仲良くできるでしょうか。(岡)

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