おやのことば 10月14日

数年前から、少しずつ新聞や雑誌などの活字が見づらくなってきました。今年に入って、特に読書の後には目が疲れやすくなり、人に勧められて、ついに老眼鏡を購入しました。

子供のころから視力が良く、眼鏡とは無縁の生活を送ってきたので、長時間眼鏡をかけるのは初めてでしたが、ハッキリと活字が読めることに驚きました。

これまでずっと、ボンヤリとしていた活字の一つひとつが、偏や旁の細部までよく見えるのは、本当に爽快な気分です。老眼鏡の効用に驚きながら「おさしづ」を拝読していて、今回のお言葉が目に留まりました。

「早く心を取り直せ。一夜の間にも心入れ替え」

親神様の教えにふれ、教えに基づく生き方の大切さを学んでも、なかなか人間思案を離れて心の向きを変えていくことは難しい。どうも心がすっきりしないというときは、いつの間にか、自己中心的な心のフィルターを通して、物事を判断していることが少なくありません。心の眼鏡をかけ換える必要があるでしょう。

「月日のやしろ」としての教祖が伝えてくださった、真実の教えを通して、自分を取り巻く世界を見つめ直すとき、この世界と人生の真の意味がハッキリと目の前に現れてくるはずです。

老眼鏡をかけるようになって、眼鏡は汚れやすいということを知りました。これからは、小まめに手入れをしたいと思います。(岡)

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