おやのことば 10月11日

「自分は何のために生まれてきたのか」

若いころは、将来の進路に迷いながらよく考えました。もちろん、いくら考えても答えは見つかりません。人生の意味は、頭で考えるものではなく、実際に人生の階段を踏みしめていくうちに、自然に身に染みてくるものです。

不思議な縁があって、知らない相手と結ばれ、故郷から遠く離れた土地に暮らしている現在の姿を、子供のころは全く想像できませんでした。

いまでは当たり前のように毎日、顔を合わせる子供たちも、妻のお腹の中にいるときは、「男の子なのか、女の子なのか」とか、「母親似なのか、父親似なのか」などと考えました。

でも、現在では目の前の子供たち以外の人の姿を想像することはできません。

「何人居ても余計の人は無い。皆それ\いんねん皆引き出す、呼び出す、寄せる」

さまざまな土地へ移り住み、多くの人々と出会って、楽しいことや悲しいことを経験するうちに、「自分は何のために生まれてきたのか」という問いに対して、漠然とした答えを感じるようになってきました。

さあ、これからも一歩一歩、与えられた人生を楽しみながら歩んでいきましょう。親神様の目から見れば、どの人のどんな人生にも、陽気ぐらしの実現へ向かうという”真実の意味”があるのですから。(岡)

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