おやのことば 8月16日

近畿地方は長い梅雨が明けて、ようやく”夏本番”のようです。

真夏の太陽が照りつけるアスファルトの道を歩いていると、それまであまり元気のなかったセミの声が、少し勢いづいたような気がします。

窓を開けても涼しい風は入ってきません。外を少し歩くと、すぐに大粒の汗が噴き出してきます。気温が下がらず、寝苦しい夜を過ごしている人も多いのではないでしょうか。

人が集まると、つい「暑い」や「だるい」があいさつ代わりになりがちな季節です。

でも、この暑さは、親神様のご守護であることを忘れてはなりません。この時期の暑さがなければ、多くの農作物は育ちません。

「やれ\暑かった、えらかった言えば受け取る事は出来ん」

さわやかなはずの早朝に、汗をかきながら「おさしづ」を拝読していて目に留まったお言葉です。

暑さや寒さの意味は、暑寒を感じる側の意識によって変わってきます。

夏の日差しの下で流れる汗を拭いながら、生かされている喜びを感じる。冬の冷たく張り詰めた空気の中で、ピンと背筋を伸ばす。充実した人生を送るためには、与えられた環境に常に感謝する姿勢が大切なのです。

とはいえ、これだけ暑い日が続くと疲れが溜まります。どうか、お体をご自愛ください。(岡)

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