おやのことば 8月6日

長雨が続いていましたが、ようやく夏らしい晴れ間が見られるようになってきました。早朝の空気を深く吸い込むと、体中が清涼感に満たされます。

明日から早起きをしようと心に決めても、なかなか実行することは難しい。しかし、いつも早朝のさわやかな空気を吸い込み、早起きが習慣化してくると自然に目が覚めるようになってきます。

人生の行路の中では、一念発起して現在の自分を変えていこう、と意気込むときも少なくありません。しかし、身に付いた生き方を変えることは決して簡単ではない。かつては向学心に燃え、集中的に勉強をした時期もありましたが、そのときにも一番大変だったのは、机に向かう習慣を身に付けることでした。

「日々行いを第一」

教祖を通して伝えられた教えを基に、これまでの自分の在り方を反省し、親神様の思召に基づく生き方を求めて行くことが、信仰生活にとって重要なことは言うまでもありません。しかし、ただ思い悩んでいるだけでは、生き方を変えていくことはできません。何か、小さなことからでも始めてみませんか。

私の場合は、この原稿を書くために毎日早起きし、「おさしづ」の拝読を始めたおかげで、朝の空気のおいしさを再確認し、生活のリズムを取り戻すことができました。「おやのことば」をひもとき、静かに自分を見詰め直す時間を与えられていることに、心から感謝する毎日です。(岡)

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