おやのことば 8月3日

「こどもおぢばがえり」が始まりました。連日の猛暑にもかかわらず、たくさんの子供たちの笑顔が、親里全体にあふれています。

私自身も8歳のとき「こどもおぢばがえり」の団参に参加して、初めて北海道からおぢばへ帰りました。

当時は、片道の列車と連絡船の乗り継ぎだけで、丸一日以上かかる長旅です。団体を引率する先生方のご苦労は、想像を絶するものだったに違いありません。

一緒に参加した子供たちの中には、ぜんそくの子や体の弱い子もいました。私たちのように元気な悪ガキは、取っ組み合いのけんかをしたり、迷子になったりすることもあります。

本当に心労の尽きない、大変な旅だったと思いますが、きっと苦労が多い分だけ、親神様のご守護や親心を身近に感じられたのではないでしょうか。

「待ち兼ねた\。戻る子供の真実ありゃこそ、何事も無く治まりてある」

おぢばは、この世界に存在するあらゆる生命の故郷ともいうべき場所、この世界と生命のはじまりの場所です。このぢばに、世界中の人々が帰ってくることを、親神様はいつも待ちかねておられます。

今年も、おぢばの空に響き渡った子供たちの笑い声が、おぢば帰りの喜びとともに、参加した子供たちの手で、世界の各地へ届けられますように……。(岡)

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