おやのことば 7月25日

先日、甥の結婚式の知らせが届きました。高く抱き上げたり、肩車をしたりして一緒に遊んでいたのが、ついこの間のように感じますが、もう立派な大人に成長したようです。新しい世代の人たちが新たな人生のスタートを切る。知らせを受けたこちらまで、なんだかうれしくなってきます。

早速、「おさしづ」を手に取って、縁談に関する伺いを探してみました。縁談については、かなり多くの方々が伺っているようです。いずれの「おさしづ」も、毎日の夫婦のあり方を反省させられると同時に、深く感銘を受けるものばかりです。

特に、これから縁談を結ぶ人たちへのお言葉は、20年以上も連れ添って、少しくたびれかけた私たち夫婦にも、新婚当時の新鮮な気持ちを取り戻させてくれます。

「今日の日と言う。心と心の理が合えば、生涯と言う」

互いに相手の存在を何よりも大切だと感じて、夫婦となったその日の気持ちを、いつまでも忘れないようにしたいものです。

私たちの結婚式の日は、雲一つない晴天でした。真っ青な空の色が、いまでも目に焼きついています。二人の間の空気が、少しよどみかけてきたときには、あの日のさわやかな空気を思い出して、一緒に深呼吸をすることにしましょう。

今日があるのも、あの日のおかげなのですから。(岡)

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