
早朝、まだ人影もまばらな駅に到着すると、もう列車が出発しかけています。どうやら、予定の発車時刻と実際の時刻が、10分ほどずれていたようです。
急いで改札をすり抜けて列車に飛び乗り、ホッと胸を撫で下ろすとともに、思わず両手を合わせました。ローカル線を使った移動の最中だったので、この列車を逃すと、次の予定が全く立たなくなるからです。
合わせた両手を開いて掌を見つめると、かなり小じわが増えたような気がしました。これまでに何回、こうやって手を合わせたことでしょう。良いことがあったときも、大きな節に出合ったときも、こうして手を合わせることで、これから進むべき道を教えていただいたように思います。
「細い糸でも、一条程堅いものは無い。一条の道やなくばならん」
何か大きな心定めをして、多くの人をたすけるような生き方をするのは容易ではありませんが、いつも親神様のご守護に感謝し、教祖のひながたに照らし合せて、自分を反省する気持ちは忘れないでいたい。そして、たとえ細々とした歩みであっても、この教えを信じることで感じる”生きる喜び”を、次の世代へ伝えていきたいものです。
どんなときにも、心を親神様・教祖のほうへ向けることが、私たちの人生を本当に豊かなものにしてくれるのですから。(岡)
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