おやのことば 7月4日

夕食の食卓を囲んで、家族と談笑しているときにも、急にボーッとすることがあるようです。妻に声をかけられて、気がつくことも少なくありません。

こういうときは、たいてい最近の出来事を思い出しています。なかでも、誰かに言ったこと、あるいは言ってしまったことを反省したり、後悔したりすることが多いようです。

特に、もう少しナイーブだった若いころは、ささいな発言を気にして、寝床に入ってもくよくよ考える日がありました。

ただ、いま思い返してみると、相手の気持ちを考えていたつもりでも、実際には「相手からどう思われるか」といった自分中心の心配をしていたような気がします。

「必ず\悔むやない。悔むだけ心を繋げ\」

ここ数年は、過去の発言について、くよくよ考えることが少なくなりました。

過去の出来事を悔んでいても、何も先へ進まない。成ってきた姿を素直に受けとめて、一歩でも前へと向かっていこう――。

こんな気持ちになれたのは、日常的に「おさしづ」を手に取るようになってからです。自分を中心にして周囲を見回すのではなく、親神様の思召を通して、自分の周囲を見直すことで、少しずつ意識が変わってきたのです。

くよくよ考えがちな人は、原典をひもときましょう。きっと現在が違って見えてきますよ。(岡)

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