
このコラムの執筆を担当するようになって、もう6年目になりました。過ぎ去った時間は、後から振り返ると短く感じるものです。最初のコラムを書いたのが、ほんの数日前のような気さえします。
とはいえ、小学生だった子供たちは中学生や高校生になり、夫婦ともども白髪が目立つようになってきました。
この間、毎週欠かさずに執筆を続けられたのは奇跡に近い。本当にありがたいことです。自然に筆が進んで、すぐに書き終える日もありましたが、なかなか書くべき言葉が出てこない日もありました。
「何人居れど一つの心でやってくれ。中にあれやこれやとそも/\引く心ではならん」
特に筆が進まずに苦労するのは、書きかけたテーマが複数あって、どれにも力が入らず中途半端になるときです。
片方のお言葉について考えていても、すぐにもう一方のお言葉が気になって筆が止まります。原稿を半分近く書き上げてから、途中で全く違う内容に書き換えたこともありました。
一度、締め切りに遅れそうになる経験をしてから、執筆のテーマは必ず一つに絞ることに決めました。
いくつも逃げ道を用意するほうが、一見楽に思えます。でも、いくつも選択肢があることが、かえって混乱を招くこともある。このことも、このコラムの執筆から学んだ教訓の一つです。(岡)
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