おやのことば 6月23日

このコラムの原稿は、いつも午前4時ごろから執筆しています。

冬場は、まだ真っ暗な夜空に星のきらめく時間帯ですが、いまの季節は、すぐに東の空が明るくなってきます。柔らかい光が窓から差し込む時間になると、さっきまで響きわたっていたカエルの鳴き声に代わって、静かな鳥たちの歌声が聞こえてきます。

夜は寝苦しいほどだったのに、早朝の空気はかなり冷たいようです。さあ、戸外で少し深呼吸をしてから、この原稿を書き上げることにしましょう。

「さあ\どうも騒がしいと言うと、どんならん。そこで朝早うと言うのや」

夜明け前の冷気をたっぷり吸い込み、机の前に戻ってきました。これでもうすっかり、体はシャキッとしています。

朝の落ち着いた空気の中で「おさしづ」を拝読しながら、静かに自分自身を見つめ直す。どんなに忙しい時期にも、早朝にこの時間を確保することで、この数年間、とても充実した毎日を過ごせています。家族間の心のすれ違いも、この時間を通して、かなり解消することができました。

とはいえ、コラムの執筆を続けてこられたのは、何よりもまず、体が健康で元気に暮らすことができたからです。

玄関先で「カタン」と音がしました。今日の新聞が配達されたようです。さあ、親神様のご守護に感謝して、一日を勇んで過ごしましょう。(岡)

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