おやのことば 6月21日

人には得意なこともあれば、不得意なこともあります。

中学生の長男は、長距離走は速いようですが、短距離走に必要な瞬発力に欠けているようです。文系は得意だけれど、理系は苦手という人も少なくないでしょう。

「自分の場合はどうだろう?」と考えながら「おさしづ」を拝読していると、今回のお言葉が目に留まりました。

「仕切り根性、仕切り力、仕切り知恵、仕切りの道」

私に欠けているのは、仕切って何かを成し遂げる決断力かもしれません。若いころから机の周囲には、期限や目標を書いたカードを無数に張っていますが、これは、なかなか実行に移せない自分を鼓舞するためのものです。

目的地に到達するには、最初の一歩を踏み出さなくてはなりません。「おさしづ」の中では、親神様の思召に応える”一歩の大切さ”について、何度も繰り返し説かれています。

自分のために立てた目標は実現できなくても、親神様の思召に応えるための「心定め」は、しっかり仕切ってつとめたい。そうすれば、優柔不断な性格も改善されるのでは――と期待しているのですが。

目の前のカードは、どれも期限が切れかかっています。

さあ、心の中でもう一度お言葉を繰り返して、次の仕事にかかりましょうか。(岡)

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