おやのことば 6月16日

疲れて帰宅した日には、入浴するのが億劫になることがあります。

特に、少し横になってウトウトしだすと、もう動くことさえ嫌になります。20代の後半から、ずっと朝型の生活をしてきたためか、朝早く起きるより夜遅くまで起きているほうがつらい。遅く帰宅した日には、そのまますぐに寝てしまうこともあるほどです。夕方も眠くなることがあるので、もしかすると睡眠の質が良くないのでしょうか。

「一つの心に成ってすれば、どういう事もどういう所も、難しいというは無い」

今夜もテーブルに肘をついたまま居眠りをしていると、お風呂が沸いたようです。家族に声をかけてもらいましたが、体はまるで鉛のように重い。それでも、手足を引きずるようにして立ち上がり、温かい湯船に浸かると、なんとも言えない心地良さです。

なぜ、こんな簡単なことがサッとできないのでしょうか。素直に体を動かしていれば、こんなに気持ちがいいのに、嫌なことを無理やりさせられているように感じていた、3分前の自分が恥ずかしくなります。

目の前の事柄にとらわれて、先のことがなかなか考えられない。湯船のお湯を手ですくいながら、いつも同じようなことを繰り返している気がして、また深く自分を反省しました。(岡)

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