おやのことば 6月9日

数日前、25回目の結婚記念日を迎えました。

最初は何か特別なイベントをしようと思っていたのですが、やはり例年通り本部神殿に参拝することにしました。南礼拝場でおつとめを勤め、教祖殿へ向かう回廊を歩いていると、初夏の優しい空気がとても心地良く感じられます。

25年前の結婚式当日は、透き通った青空がどこまでも広がる美しい晴天でした。あまりに綺麗な青空だったので、3人の子供たちには全員、この季節にちなんだ名前を付けました。

「曇る日もある、又晴れる日もある、又晴天の心の日もある。理をよう聞き分け」

ただ、今年はいつもより梅雨入りが早く、今日の空は一面に薄墨を流したような曇天です。青空はどこにも見当たりません。

それでも、今日はあの日の青空のような気持ちで一日を過ごしたいものです。

そんなことを考えながら礼拝して、頭を上げると、太陽の日差しが少し強くなり、周囲が明るくなったような気がしました。

すぐに空を見上げましたが、灰色の曇天に変化はありません。とはいえ、心が明るくなると、曇り空も見え方が変わってきます。

たとえ二人に見える空は曇りでも、晴天の日の心を大切にしていれば、きっとこれからも、明るい日々を過ごしていけるでしょう。来年のこの日も、二人で参拝したいと思います。(岡)

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