
梅雨入りを前にして、畑の溝掘りをしました。畑に溜まった水を外へ流すための水路なのですが、生活道路をまたいでいるために、パイプを埋設して雨水の流れる道筋をつくらなければなりません。
慣れない手つきでスコップを使い、ホームセンターで購入した塩化ビニール製のパイプを埋めました。素人細工の水路が使えるかどうか少し心配しましたが、その後の大雨の日には、うまく水が流れたようです。
一度形づくられた雨水の流れを変えることは難しい。雨が降るたびに、いつも同じところに水が流れるからです。でも、思いきって手を加えれば、流れの向きを変えることもできます。 「めん/\心の道というもの、めん/\拵えたものである。神の道というもの、一つの道通れば、どんな者にもなる」
毎日の生活の中で繰り返される習慣や、持って生まれた癖性分を改めていくことは、決して簡単ではありません。自分を変えたいという意思はあっても、一度雨が降れば、また同じところへ水が流れてしまいます。
「めん/\拵えた」心の道を、自分自身の力だけで変えていくことが難しいのであれば、教祖を通して伝えられた、本来あるべき生き方を目指して、できることから少しずつ自らのあり方を改めていく必要があるでしょう。
新たな水路を流れる水を眺めながら、なかなか心の向きを変えられない自分の弱さを反省しました。(岡)