
自動車運転免許証の更新手続きに行ってきました。
日曜日の午前中で天気も良かったからでしょうか、大勢の申請者が来ています。いろいろな手続きをするために、何度か順番待ちをしていたところ、ある所で1列に並んでいた行列が2列に分かれました。
右を選ぶか、それとも左を選ぶか。一瞬の判断が求められます。結局、左側に並んだのですが、どうやら右側の列のほうが人の流れが速そうです。1列に並んでいたときに後ろにいた人が、すでに2、3人分前へ進んでいるような気がします。
「同んなじ種を蒔いても早いのも遅いのもある。所々によって遅れるのもある。遅れたぶには構ませんで/\」
人の流れを気にして左の列を選んだことを悔いていると、幼い女の子の歌声が聞こえてきました。家族連れで順番待ちをしている方のお子さんのようです。可愛らしいしぐさや歌声に気を取られて、しばらく眺めているうちに自分の順番が来ました。
必要な手続きを済ませると、もう左右の列の順番のことはすっかり忘れています。誰が先で誰が後だったのか、顔を思い出すことすらできません。どうやら、本当にどうでもいいことを気にして、イライラしかけていたようです。
休日の朝の気分を和らげてくれた可愛いらしい歌声に感謝して、今日も気持ちのいい一日を過ごしましょう。(岡)