おやのことば 5月9日

本部の4月月次祭は、うららかな晴天のもとで行われました。南礼拝場前に並べられたパイプいすに座り、暖かい春の日差しを浴びながら「みかぐらうた」を唱和していると、体が芯から温まってくるのを感じます。

今年の春は寒暖の差が激しく、手足の冷える日が続きました。机に向かう時間が長い仕事柄、腰痛を抱えている私は、薄着の日に気温が上がらないと体調が崩れがちです。

体調が良くないと気持ちも萎えてきます。やらなくてはいけない仕事や用事が目の前にあっても、なかなか手を付ける気にはなりません。

「銘々思わく思うも、めん\思わくを立てるも、暖味水気があればこそ」

それまで少し落ち込み気味だったのですが、神苑で暖かい日差しと勇み心あふれた歌声に包まれているうちに、だんだん気力が漲ってきました。目を閉じると、瞼の内側は真っ赤な太陽の光に満たされています。目を開けて空を見上げると、今度は青空がどこまでも広がっています。

今日もこの世界は、親神様の絶えざるご守護に支えられて存在しています。

毎日の暮らしの中では心配ごとや悩みの種は尽きません。でも、こうして心配することができるのも、親神様のご守護のもとで生かされているおかげなのです。

さあ、勇んで「みかぐらうた」の唱和を続けましょう。(岡)

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