
幼いころ、遠足の前日に、てるてる坊主を作りました。
家の軒下に吊して寝たのですが、次の日は晴れだったのか、それとも雨だったのか、全く記憶にありません。ただ、てるてる坊主は、そのまま何日も風に揺れていました。自分で外した記憶はないので、きっと父か母が片づけたのでしょう。
もう少し成長して高校生、大学生になり、屋外の行事などを企画するようになると、本部神殿や教会へ足を運んで、好天のご守護を願うようになりました。大切なイベントの前には、一日だけではなく、何日も足を運びました。
「長くの道すがらなら、照る日もあれば曇る日もある。雨も降れば風も吹く」
とはいえ、いつも自分に都合の良い結果が得られるわけではありません。晴れてほしい日に雨が降ったり、真夏の強い日差しに悩まされたり、強風で看板が飛ばされたりしたこともありました。
でも、親神様のご守護を願って迎えた日の天候には、いつも不思議と喜びを感じられたような気がします。もちろん、願い通りの結果が得られたときは、喜びは何倍にもなるでしょう。
風に揺れるてるてる坊主――。たとえ次の日が晴れたとしても、その存在を忘れてしまう。
でも、真摯に捧げた祈りの後には、いつも深い感謝と喜びの心が残ります。こういうことも、信仰の喜びの一つではないでしょうか。(岡)
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