おやのことば 4月19日

人にはそれぞれ「座右の銘」と呼べるような、心の支えとしている言葉があるものです。

私の座右の銘は「他人は自分がそう思うほど、自分のことは気にしていない」というものです。古典や著名人の格言ではなく、思春期のころに友人から言われた言葉がもとになっています。

当時は服装や髪型がやたらと気になり、崩れた前髪を神経質に直す癖がありました。いつものようにトイレの鏡の前で前髪を整えていたとき、友人にからかわれた言葉です。

何げないひと言だったのでしょうが、この言葉のおかげで、なぜか心が軽くなりました。周囲の目を気にするのではなく、もっと自然な自分のスタイルを見つけたいと思うようになったのです。

「人がどう誰がどう、思う事は更々持たず、内々十分の心を持ってくれ」

自分にとって自然な生き方を探したいという気持ちは、いまも変わりません。ただ、最近では、自分が本当に自分らしくあることができるのは、親神様と正面から向き合っているときだと考えています。

いま、ここに生きている自分自身の価値を本当に知っているのは、この世界の始まりからすべての生命を育んでこられた親神様だけです。

周囲の評価に疲れたときは、本部神殿や教会へ足を運びましょう。あなたを一番よく知る存在が、明日を生きる力をあなたに与えてくださるはずです。(岡)

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