
人生には浮き沈みがあり、よい時期もあれば、あまりよくない時期もあるようです。
太古の昔から、人間はこのリズムに気づいて、よりよき人生を送るための努力を続けてきました。
正確な周期のもとで運行する天体の動きに、人生のリズムを重ね合わせたり、易や八卦のような複雑なシステムを作り出すことで、人々は運命を予測しようと試みてきました。
また、バイオリズムを科学的に研究する営みもあるようですが、確実なことは言えないようです。
人が人生のリズムを知りたがるのは、困難に耐える準備を整え、将来に希望を見いだしたいがためでしょう。紆余曲折の人生を歩む人間の一人として、その心情は理解できます。
とはいえ、親神様の思召にふれた私たちには、もう一歩先へ進んだ生き方が求められているのではないでしょうか。
「人が勇めば神も勇むという」
与えられた幸運を喜び、不運を嘆くばかりでなく、いま、ここにある自分の人生を、喜び勇んで生きるところに、親神様のご守護が現れてくるのです。
勇むことのできない状況の中で、勇んで生きることは難しいでしょう。しかし、私たちには、運命を諦めるのではなく、運命を変えていく道が教えられているのです。(岡)