週末に家の周りを散策していると、早くも、ふきのとうを見つけました。まだ冬枯れの草木に覆われている斜面の片隅に、目に鮮やかな若草色の新芽が顔を出しています。
「春が来れば花が咲く。心に一つ理を持ってくれるよう」
原文は、身上について伺った「おさしづ」の一節です。家族の患いや自身の体調不良、職場や学校での人間関係、将来への不安など、心にかかる事柄があると、毎日の生活自体が重苦しく感じられ、明るい希望を持てないこともあるでしょう。
しかし、冬が過ぎて春が来れば、必ずまた花は咲きます。本当はどんなときでも、小さな喜びの芽が、そこかしこに顔を出しているのです。
教祖の教えをもとに、現在の自分と世界を見つめ直すなら、いまここに生きているという最も当たり前のことでさえ、大きな喜びになるでしょう。人間思案に曇った心の眼鏡を掛け替えるとき、昨日までと変わらない日常の至るところに、たくさんの喜びが芽吹いていることに気がつくのです。
暖かな早春の日差しの中で散歩をしていると、すっかり葉の落ちた落葉樹の枝先に、膨らみかけた小さな蕾を見つけました。春はもう、すぐそこまで来ています。(岡)
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